PAPIEr CRAFT


設計室


■ペーパクラフト工作から一歩進めて、ペーパークラフトを型紙の展開図作りからチャレンジしてみたいという方に向けて
 「エクセルの描画機能」を使って、展開図を設計する方法を解説します。



「エクセル」って、表計算のソフトのはず。「エクセル」を使って、展開図を作るってどういうこと?
とお思いも方が多いことと思います。
ところが、「エクセルの描画機能」は、図形を組み合わせて描画する、思いのほか使いやすいお絵かきソフトでもあるのです。

図形の形状や寸法、模様、色もかなり自由に設定可能。キャンバスは無限大に設定できます。
図形の寸法や角度もその場で計算して、数値で入力設定することも可能ですし、感覚的に回転させたり拡大、縮小も可能なのです。
さらに、シートに分けて様々な作業を進行できるといった使いやすさも。

まさに、ペーパークラフトの展開図作りにもってこいのソフトなのです。

エクセル描画ソフトの使用例


「エクセル描画機能」の使い方は、こちらから

ExcelDEPEPACRA.pdf へのリンク


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展開図作成手順(ここでは、実在する建築物を作成する前提の例で解説します)


■展開図の作成前に

作成したい対象の写真等の資料を集めます。
正面・左右側面・背面、そして上から見下ろした平面の資料が揃えられれば理想です。
建物の設計図等が入手できればそれに越したことはないのですが、かなわない場合は、WEBから写真を集めたり、
グーグルアースの衛星写真を利用して平面図を入手したり、ストリートビューから正面・側面・背面等の詳細の内容を確認したりします。

そうして集めたデーターをエクセルのシートに貼り付けておきます。

■エクセルで平面図を作成する

■平面図から、構成要素をブロックに分解する

■ブロック内を構成する要素を分解する

■要素ごとの4面図を作成する


■展開図を作成し、模様や色をつける。
 どことどこを接着するかを考えながら、のりしろを忘れずにつけてください

■屋根の構成

■組立検証

■組立図の作成


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